メルセデスAMG G63 マグノヒーローエディション

今回、ご紹介するおクルマはメルセデスAMG G63 マグノヒーローエディションです。

世間では「ゲレンデ」や「Gクラス」等の名称でお馴染みのこのクルマですがこちらはG63 マグノヒーローエディション。
メルセデス・ベンツのハイエンドモデルの企画・製作を担当するAMG社の創業55周年記念モデルである、
G63 エディション55」と同時に発表されたのがこの「マグノヒーローエディション」です。

マグノヒーローエディションは300台限定で製造され、外板塗装にマットペイントを採用しているのが特徴です。
塗装色は3色だけ設定されており「グリーンヘルマグノ(マットグリーン)」が左ハンドル車のみ50台、
「マグノオパリスホワイト(マットホワイト)」が左右ハンドル合わせて150台、
そしてこの「マグノコッパーオレンジ(マットオレンジ)」が左ハンドル車のみ100台の、
3色合わせて合計300台しかない貴重なG63となっています。

外板塗装色に合わせてオーナメントやヘッドライト、ウインカーレンズ等はブラック仕様及びスモーク仕様になっており、
特徴的なマットペイントとコントラストを持たせることでキャラクターを引き立たせています。

G63はGクラスではトップパフォーマンスモデルに位置されており、AMG社にて自社開発した「M177ユニット」と呼ばれる、
4リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しているのが特徴でフロントフェンダー付近に配置された、
「V8 BITURBO」がM177ユニットの存在を示しています。M177ユニットの最高出力は585馬力、最大トルクは86.6Kg/mと、
2530kgもの重量級な車重を感じさせない動力性能を持つのがG63ならでは。

そのM177ユニットは9速のオートマチックトランスミッションと組み合わされており、
多段刻みであるのも手伝って100km/hでは1400rpmほどのエンジン回転になり、
AMG製のエンジンは狂暴な側面を持ちつつも非常にジェントルな側面を見せる二面性を持つ。

そんなG63ですが、外板塗装のマットペイントがキモで美しく維持するのが難しいという側面があります。
通常、ツヤがあるペイントは多少傷がついても磨いたりすることで誤魔化したりすることはできるのですが、
マットペイントは塗装の構造上、磨く事ができないと考えた方が良いでしょう。
マットペイントは性質としてペイント表面に細かな凹凸を発生させて光を乱反射させることでマットに見せています。

つまり磨いてしまうとそのマットペイントを成している凹凸が除去されることになり艶が出てしまう=磨くことができないので、
「磨いて誤魔化したりするのはできませんよ」というのはそういう事柄故なのです。
当然、普通のツヤあり塗装のように基本的にワックスがけしたりできないのもまたマット塗装ならではのことでしょう。
触った際の手垢ですらツヤが出てしまいますからマットペイントは非常にデリケートで気を遣うペイントなのです。

そんなクルマにこそXPELのペイントプロテクションフィルムの「STEALTH(ステルス)」を強くお勧め致します。
予めマットペイントの上にステルスを施工しておくことで元のマットペイントの風合いを損なうことなく、
マットペイントを生活傷や飛び石から保護できますし、気軽に洗車したりすることが可能になります。

繰り返しになりますが、メルセデスのマグノ塗装やフェラーリのオパコ塗装など、
マットペイントのおクルマにお乗りになられている方にこそXPELのステルスをお勧め致します。